情報リテラシ

担当教員:Defago, Xavier

情報リテラシ第二

演習4:相互参照,図表

演習3の続きとして,もしくは別プロジェクトとして,下記の作業を行う.

準備

  1. Overleafにログインする
  2. プロジェクト「演習1」の右側にある「コピーをする」ボタンをクリックする.
  3. 新しくできたプロジェクト「演習1 (Copy)」をクリックする.
  4. プロジェクト名の名前を「演習2」に変更する.
    マウスをプロジェクト名に移動すると右側に「名前の変更」ボタンにクリックをして,名前を変えて,そして他の場所にクリックする.
 「コピーをする」ボタン
 「名前の変更」ボタン

相互参照

  1. 脚注をページの下部に記載する
     When writing a technical document, it is important to keep focus on the main argument. 
     Side details%
     \footnote{
         Additional information that could be useful to some readers but is not
         essential to the logic of the main argument.
     }
     that are not directly relevant to the main argument can be written as a footnote.%
     \footnote{
         In particular, a footnte can be used to satisfy the reader's curiosity, or
         to add information aimed at convincing a sceptical reader.
     }
    
  2. 相互参照.
     \section{Introduction}
     The remainder of the paper is structured as follows. 
     Section~\ref{sec:method} describes the method used to conduct the research.
     Section~\ref{sec:resuls} reports on the data collection and experimental results.
     Section~\ref{sec:discussion} restates the main findings of the study and analyzes strengths and limitations.
     \section{Method}     \label{sec:method}
     \section{Results}    \label{sec:results}
     \section{Discussion} \label{sec:discussion}
    

    演習1で,数式の相互参照があったが,sectionなどにも同じく相互参照ができます.論文やレポートは上々に改善する物であって,文章の順番など変わる可能性がある為,相互参照が便利です.

  3. 目次を作る.
     \tableofcontents
    

    目次を入れたい場所に\tableofcontent入れると,そこに目次が出る.

  4. リンクを作る.
    まず,他のusepackageの近くに下記の事を追加する.
     \usepackage{hyperref}
     \hypersetup{
       colorlinks = true,
       urlcolor   = blue
     }
    

    そして,文書の内応に,リンクを貼りたい所に…

     \href{https://ja.overleaf.com}{日本語のOverleaf}
    
  5. QRコードを入れる.
    • usepackageの場所に
        \usepackage{qrcode}
        \qrset{link,height=1cm}
      
    • 文書の内応に
        \qrcode{https://ja.overleaf.com}
      

図表

  1. \begin{figure}を入力すると,システムが以下の文章に変換する(もしくは自分で書く)
     \begin{figure}
         \centering
         \includegraphics{}
         \caption{Caption}
         \label{fig:my_label}
     \end{figure}
    

    一時的に,\includegraphicsの1行を削除する.その代わりに,以下の1行を入力する

     \qrcode[height=5cm]{https://xdefago.github.io/InfoLite/y20-2q/ex/latex/en2}
    
  2. キャプションを書き直す.
     \caption{情報リテラシー第二の演習2のページのQRコード}
    

    キャプションに図の説明を書く.その説明だけで,基本的に図を理解する事が望ましいです.

  3. ラベル(目印)を書き直す.
     \label{fig:enshuu2-qrcode}
    

    図表にも相互参照が有効です.付ける名前に決まりがないですが,名前の始まりを基本的に空別ができる様に,図はfig:,表はtable:,章はchap:,節以下はsec:,数式はeq:にする.
    図の入れ方はLaTeXエンジンが決めた所に入れるので,思う場所に限らないので,説明を書く所に,「図\ref{fig:enshuu2-qrcode}…」を書くので,相互参照が必要です.「以下の図」や「上記のグラフ」などは絶対に書かない.なぜか,図は本当にそこに来るかどうか知りませんからだ.図番号よりページ番号が必要な時は\pageref{}を使う.

  4. 画像ファイルのアップロード.
    自分が作ったグラフの画像ファイルをアップロードする.ファイル方式は(pdf,png,jpg,gif)などでも大丈夫です.左側「アップロード」(upload)ボタンがあって,それにクリックすると,コンピュターからのファイルを選択して,アップロードする.最終は左側のファイルの一覧にアップロードしたファイルの名前が書いているかどうかを確認する. これからの例には,見本としてtokyo_covid.pdfの画像ファイルを使う.

  5. 画像ファイルを使う.
    1. 以下のusepackageを追加する.
       \usepackage{graphicx}
      
    2. もう一つの\begin{figure}を追加する.
       \begin{figure}
           \centering
           \includegraphics{}
           \caption{Caption}
           \label{fig:my_label}
       \end{figure}
      
    3. ラベルを書き直す.
       \label{fig:tokyo:covid}
      
    4. 画像のファイル名を書く.
       \includegraphics{tokyo_covid}
      

      拡張子(.pdf)を書く必要がありません.

    5. リコンパイルをする. 見本のファイルなら,画像が大きい過ぎて,綺麗に煮えませんので,次へ
    6. 図の横幅の調整.
       \includegraphics[width=\textwidth]{tokyo_covid}
      

      図の横幅をページの幅にする.書かなくても,縦幅はそれなりに変更する. 幅を0.8\textwidth(8割りにする)や10cmなどにも書ける.

  6. pTeX・pLaTeXに限り pLaTeXはpdfの図の対応が未完全であて,図が正しく表じされるために,以下の変更が必要です.
     \documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
    

    つまり,dvipdfmxのオップションを追加する事が必要です.

表・テーブル

表の基本が図と似ている.

  1. \begin{table}を書くと,Overleafは以下のテンプレートに変換する.
     \begin{table}[]
         \centering
         \begin{tabular}{c|c}
              &  \\
              & 
         \end{tabular}
         \caption{Caption}
         \label{tab:my_label}
     \end{table}
    

    まず,captionlabel\centeringの直後に移動する.和文はともかく,英文なら図のキャップションは図の下,表のキャップションは表の上が基本です.

  2. 表の中身を書く.
     \begin{tabular}{c | lc}
         \textbf{週目} & \textbf{タイトル} & \textbf{日付} \\
         \hline
         1 & データ処理・可視化 & 6月25日
         \\
         2 & データ & 7月2日
         \\
         3 & プレゼンテーション & 7月9日
         \\
         4 & 学術論文:LaTeX basics & 7月16日
         \\
         \hline
     \end{tabular}
    
    • {c|lc}」は列の仕様で,3列で寄せ方が「center」「left」「center」になる.|は1番目の列と2番目の列の間に縦線を引く.
    • \\」は改行.
    • &」は列を分ける.
    • \hline」は横線を引くコマンド.
    • \textbf{}」は文章を太文字にする.
    • (参考用)数式モードでは,「matrix」環境が配列を書くために存在して,「tabular」の環境と似ている.

つづく…